個人でビジネスをやってると、今までやりたくても出来なかったことがドンドンできるようになっていきます。
僕も物販を始めたおかげで、食べログから予算を気にせずお店を選べたり、泊まるとこ=アパホテルだったのが、露天風呂付きの旅館に泊まれるようになりました。
で、これらは”会社員の頃と比べ収入が増えた”っていうのも当然あるんですけど、僕の場合「大切な人と気兼ねなく過ごせるようになった」ことがホント良かったと思うんですね!
会社で苦手な人となかば強制的に一緒にいる時間より、気の合う友達とビール飲んでる時間の方が楽しいじゃないですか?
結局ビジネスをする意味って、大切な人との時間が増えること。そうすると、自然と自分の心も豊かになってくるんですよね。
そういう時間が少し増えるだけでも、人生は一気に豊かになると僕は思います。
例えば、僕がビジネスをやってて良かったと思うことの1つに、“月1回は実家に帰って母親とご飯を食べること”があるんですね。
もともと母親の料理が好きとか(正直あまり上手じゃないです…)、実家がめちゃくちゃ落ち着くとか、そういうわけじゃ全然なくw
むしろ、会社員として働いてた頃は実家に帰るのがホントに面倒臭いと思ってました。
僕は母子家庭なので家にいるのは母親だけなんですが、今さら会って話すこともないし、
実家に帰ってもTV見るくらいしかやる事ないじゃないですか?
せっかくの貴重な休みを実家で無駄にしたくなかったし、友達と池袋へ飲みにいくほうが楽しかったですしね。
当時は実家も都内にあったので30分くらいで着くんですけど、その時間すらもったいなく感じてました。
でも、個人でビジネスをスタートしてからは「月1回くらいは実家に帰っておくか」と思うようになったんですね。
実家に帰るというより
「親孝行もかねて母親と会っておこうかな」
って。
それは脱サラして1日のスケジュールを自由に決められるようになったのもありますが、それ以上に“気持ちに余裕が生まれた”のが大きくて。
職場でのストレスも無くなったし、自分の頑張りしだいで収入をあげられるからモチベーションも日々高くたもてる。
自分の心が健康な状態だから、周りの人にも優しくできるというか、恩返しみたいな気持ちも生まれたのかなと。
それに、母親が元気なうちに「親孝行しといたほうがいいな」という出来事があって。
実は、母親が「一過性全健忘」という病気になっちゃったんですね。
一過性全健忘って言われてもあまり聞きなれないですよね?
一過性全健忘とは?
一時的に新たな記憶ができなくなる状態。自分や家族の名前、職業、年齢などは覚えているが、今自分がどこにいて何をしているのかがわからなくなることが主な症状。
基本的には24時間以内に自然と治るんですが、その間は新たな記憶ができないので何度も同じことを言ってくるんですね。
当時、母親から
「今どこにいるの?しばらく会ってないわよね?」
と5分おきに何度も同じ電話がかかってきた時は、心臓がギューーってなりました。
全く同じトーンで、全く同じことを繰り返し言われるのって、めっちゃ恐いんですよねw
その時は一過性全健忘なんて病気があるのを知らなかったし、
「ついにボケがはじまったか…」
と。
「実家に引っ越すか…施設にいれるのか…お金はどうするのか?」などがブワーと頭に浮かんできました。
まぁ次の日になったら元通りになっていて、病院で検査をしても異常は無かったので結果としては問題無かったんですけどね!
そんな経験をしたのもあって「いつ何が起こるか分からないし、何事も出来るうちにしといたほうが良いよな」と改めて感じたんです。
今は実家が引っ越してして片道2時間くらいかかるんですけど、それでも月1回は必ず帰るようになりました。
そんなことができるのも“個人で稼ぐ道を選んだから”なんですよね!
それが僕にとっては物販でした。
そもそも、物販をやってなければ親孝行しようなんて気持ちすら生まれなかったかもしれないので、「収入が増える」とか「満員電車に乗らなくてすむ」とか、ネットでよく言われてるようなこと以外にも個人で稼ぐ意味って沢山あると思います。
大切な人との時間を増やすためにもビジネスは最高におすすめですし、自分と周りのひとに笑顔をくれた物販の良さをこれからも伝えていきたいと思います。