副業/マインド

10年働いた僕が思う飲食が底辺だと言われる理由7つ!飲食の働き方を考えてみた。

ネットで飲食と検索すると「飲食 底辺」と表示されるほど、ほとんどの人が飲食で働く事に対してブラックなイメージを持ってると思います。

僕も約10年間飲食業界で働いてきましたが、確かにブラックだと思われても仕方がない労働環境でした^^;

ただ長く働いてるとそれが当たり前になっちゃって、自分で気づくことって難しいんですよね。

なので今回は僕が思う飲食が底辺だと言われる理由と自分の働き方について書いていきます^^

飲食が底辺だと言われる理由

①仕事の終わる時間が遅い

飲食はどうしても終わる時間が夜遅くなってしまいます。

皆さんも外食する時があると思いますが、店員さんから
「ラストオーダーですけど何か注文ありますか?」
って聞かれるのはだいたい22時〜23時ですよね。

そこからお客さんが全員帰った後に、残ったお皿を洗ったり、レジのお金を数えたり、食材の発注をしたりします。

そうなると家に帰る頃には日付が変わっちゃうんですよね。そこからご飯食べたりお風呂にはいると寝るのは深夜2時ぐらいになります。

僕はホテルのレストランで勤務したのが長かったんですが、ホテルは朝食の準備があるので次の日は早朝6時から勤務したりします。

そうすると帰る時間が勿体無いんで、みんな仮眠室に泊まって仕事をしてましたね。
みんなやってるし、それが当たり前の勤務時間でした。

②友人・恋人と休みが合わない

基本的に飲食は土日や祝日など一般的な人が休みの日に忙しいのが普通です。
特に(金)(土)の夜が一番忙しいですかね!

ただ銀座などのオフィス街は日曜休みが多いお店もあります。

また、バレンタインやクリスマスなどのイベントも稼ぎ時なんで忙しくなります。そういうイベントは「Xmas特別メニュー」など、いつもと違う料理を出すので、試作や準備でさらに2倍忙しくなります。

飲食で長く働いてると、そういうイベントや祝日に仕事をしてても、特に何も思わなくなってきますね。

③給料が安い

飲食業は平均してそんなに給料が高くありません。

ただ僕がいたホテル会社は飲食業の中でも給料はいい方で、20代後半で年収450万ぐらいでした。これはボーナスの有無がかなり大きく関係してるのかなと思います。

一般のレストランや個人経営だとボーナスがないお店が多いので、30代になっても年収350万ぐらいの人も多いと思います。

まだ独り身ならまだ平気ですが、家族ができて守らなきゃいけない人ができると年収350万はちょっとシンドイですよね。

それに給料を年収で計算するとまだマシに思えますが、時給に換算するとけっこう現実が見えてきます^^;

飲食は1日12時間労働も全然あるので、時給で考えたら1000円未満だった・・・なんて事もあります。

もし飲食で働いてて給料が低いと思ったら、時給ベースで計算したらハッと気づくことがあるかもしれません。

④アルバイトが多い

飲食は大抵のお店がアルバイトを雇っています。

一般的な企業なら殆どが正社員なので、多少のことがあっても出社したり、突然来なくなるなんて事はあまり無いと思います。

でも飲食はアルバイトが多いので2週間後に辞めますとか、急に来なくなって連絡がつかなくなる事もけっこう頻繁にあります。

なのでいつも人手不足なんですよね。

人手が足りないぶんは社員が休みを返上して出勤したり、新しいアルバイトを雇ったら最初は教えないといけないので人数多めにシフトを組んだりするんですが、そうすると「人件費が高い!!」と上から怒られるという負のループに陥ってしまいます。

⑤休憩中に試作やミーティングをやる

飲食店はアイドルタイムといってランチとディナーの間である15:00~1700ぐらいに休憩を取ることが多いんですよね。

逆にいうと他の時間はお客さんがいるんで、新しいメニューの試作とかミーティングはその時間にやるしか無いって事になります。

そうすると1日休憩なしで働く日が月に何回か出てくる事があります。

僕の場合ですが、入社した2004年頃は休みでもミーティンングがあれば出社してましたが、最近はそこまでは無いのかなと思います。
でも上の立場の人は休みでもMTGだけ参加するとかは最近でもありましたね!

これも飲食で長く働いてると当たり前に思っちゃうかもしれないです。

⑥厨房とホールの関係

飲食で働いてる人はあるあるに感じると思うんですけど、同じ店でも厨房とホールではお互いに何かしらの不満を抱いてる場合が多いです。

例えば、厨房は「厨房だけ仕込みで出勤時間が早い」と思ってても、ホールは「営業後に売り上げを計算したり別の時間で事務作業を色々とやっている」とか。

ホールがオーダーミスで厨房に迷惑かける事もあれば、厨房が料理を出すのが遅くてホールがお客さんに怒られたり。。

決して仲が悪い訳では無いんですけど、なんか派閥みたいのがあるんですよね。僕も何店舗か経験しましたが、どの店も何となく厨房とホールでお互いに多少の不満があることが多い印象です^^;

これが職場内の空気に影響して離職率も高くなる1つの要因だとは思います。

⑦パワハラ

パワハラは最近ではコンプライアンスも厳しくなって減ってきたと思いますが、ある店ではまだ厳しくやっていると聞きます。

僕も新入社員の頃は仕事できなくて制服を破られた事がありましたが、今となってはそれがキッカケで先輩から可愛がってもらったんで良かったかなと思います!

飲食は底辺でも後悔はしてない

ここまで散々飲食が底辺だと言われる理由を書いてきて説得力が無いかもしれないですが、個人的には飲食をやって後悔はしていません^^

それは一緒に働いた人達に恵まれてたからだと思います。

飲食をやめた後でもお店に食べに行ったり、たまに飲みにいったり電話もらったり。
飲食で働いてる人は上下関係や横と人との繋がりを大切にする人が多くて、辞めた後でも連絡をくれたりするのは有難いなと思います。

自分の働き方は考える必要がある

ただし自分の働き方は真剣に考える必要があると思います。

「40代、50代になっても体力的にずっと同じ働き方ができるの?」

「家族ができても遅い時間に帰ってくるのは平気?」

「その給料で恋人や両親が病気になったら守れるの?」

飲食もやってて楽しいんですけど、将来のことを考えると飲食1本でやるには正直厳しいかなと思います。

僕も飲食で長く働いてきましたが、将来への不安や自分が理想とするライフスタイルを実現するために、30歳の頃飲食を辞めました。

その後はアルバイトをやりつつフラフラしてた時期もありましたが、タイミングもあってIT系のフリーランスとして働いたり副業をしたりして、今では雇われない生き方を実現することができました。

飲食で働くことは決して悪いことじゃ無いですけど、災害やウイルスなどで明日何があるか分からない世の中ですし、別の選択肢も考えておくのも大切なのかと思います。

参考になれば嬉しいです^^

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