2016年の夏以降に新しくAmazonのアカウントを作成した人には、引当金というシステムがあります。
引当金とは、商品を販売した後に返品や返金があった時のために、Amazonが一時的に売上金を預かるシステムのこと。
僕のアカウントも2019年に作ったので引当金があります。
最初は引当金のことをよく理解してなくて「商品が売れたのにお金が振り込まれないなぁ~」と不思議だったんですよね。
引当金を理解してないと、商品が売れてるのにクレジットカードの支払いに間に合わないっていう悲惨な状況になっちゃうので、特に初心者の人は引当金について理解しておいたほうが良いと思います。
なので今回は引当金の仕組みと具体的な対策について説明していきますね^^
Amazonの引当金とは?
引当金が導入されたのは2016年の夏ごろで、それ以降に新規でAmazonのアカウントを作った人には全員に適用されるシステムになります。
Amazonによると引当金は以下のように説明しています。
引当金とは、保証申請や払い戻し(チャージバック)が必要な場合に備えて、十分な資金を確保するために留保される金額です。
by Amazon
つまり商品を販売した後に返品や返金があった時のために、Amazonが売上金を一時的に預かるシステムのことですね。
引当金の保留される金額やはアカウントごとによって違うんですけど、最初は売上金の50%が引当金として留保されると言われています。
そこから販売歴がながくなったり、違反せずきちんと運営していくと徐々に保留されるパーセンテージが低くなっていくと言われていますが、Amazonが公式に発表しているわけじゃないので目安ぐらいに考えといたほうが良いと思いますね。
まずは売り上げの一部はAmazonに引当金として保留されるってことを頭に入れておきましょう!
引当金の期間
引当金について気になるのが「結局いつ全額支払われるの?」ということですよね。
引当金が支払われるのは実際に商品が相手に届いてから7日後になります。
引当金は、最新のお届け予定日ではなく、実際のお届け日から7日間留保されます。
by Amazon
例えば1月1日に商品が売れて、購入者の手元に届いたのが1月10日だとすると、引当金が支払われるのは17日という事になります。
さらにそこから入金までは3~5営業日はかかるので、実際に現金が手元に来るまではかなりの日数がかかるという事ですね!
引当金は解除できない
Amazonの引当金は解除することができません。
たまに「引当金を解除できました!」という声をネットで見かけますが、Amazonに問い合わせたところ、引当金は解除できないという回答をもらいました。
もしかしたらアカウントの運営歴だったり、違反もなく健全に運営してたら解除される可能性もあるかもしれないですけど、具体的な方法がないのでそこに注力してもあまり意味がなさそうですよね。
引当金を解除する方法を考えるより、引当金があると言う前提で資金繰りをどうやって回していくかを考えるのが重要になります。
資金繰りについて、クレジットカードの具体的な使い方などは下記の記事に書いてあるんで参考にしてみてください!
Amazonの引当金を緩和する方法
アマゾンの引当金は解除できないと言いましたが、資金繰りを少し緩和する方法があります。
それが支払いリクエストというシステムです。
アマゾンは2週間に1回のペースで売上金が口座に振り込まれますが、支払いリクエストを申請すればその時点で振込可能な金額を毎日振り込むことができます。
申請してから入金するまでは3~5日かかりますが、毎日申請すれば入金も毎日続いていきます。手数料もかからず無料でできるので活用していきましょう^^
まずはAmazonのセラーセントラルの画面で「レポート」にカーソルを合わせて「ペイメント」をクリックします。
そしたら画面に「支払いをリクエスト」があるんで、そこをクリックすれば登録してある口座に現在振り込むことのできる金額(引当金などを差し引いた金額)を振り込むことができます。
2週間ごとにまとめて口座に振り込むより、気持ち的にも安心しますしキャッシュフローも安定してくると思うんで、できれば毎日やっていったほうがいいと思います^^
Amazonの引当金とは?まとめ
引当金って細かく計算すると難しいと思うんですけど、概要ぐらいは理解できたでしょうか?
引当金の対策で一番大切なのは、仕入れの時点で1ヶ月以内で売り切れるような商品を仕入れることです!
1ヶ月以内に商品を売り切れることができれば、引当金があってもキャシュフローをそこまで気にすることはありません。
Amazonのプラットフォームで販売する以上は、Amazonのルールと上手く付き合っていくしかないので、その中で自分ができる事をやっていきましょう!